グレードを選択してください
モータースポーツで勝利を得るためのエンジンの出力とトルクの向上に伴い、さらなる空気の取り込みを追求。ロアグリル[A]にはスチールメッシュを採用し軽量化と強度を両立しつつ、従来の樹脂タイプと異なり、石やタイヤカスが当たっても割れることなく変形するため、そのままレースを続けることができます。また、サイドロアグリル[B]には冷却用の開口部を設置し、バンパーサイド[C]にはサブラジエーターやATFクーラーの熱を排出するアウトレットを設けることで、冷却性能をさらに向上させています。
バックランプやリヤフォグランプをリヤコンビネーションランプに集約することで耐久性を向上。また、ハイマウントストップランプとリヤスポイラーを別体とすることで、リヤスポイラーのカスタマイズ性を拡張しています。さらに、リヤの個性を際立たせるため、一文字に繋がるテールランプを採用。これにより、後続車からの被視認性を向上させ、GRヤリスらしさを一目で認識できるデザインに。加えて、リヤバンパーロアに開口部を設けることで、バンパー内の空気をスムーズに排出し、操縦安定性の向上と効率的な排熱効果を実現しています。
RZ “High Performance” および RZグレードには、3灯式フルLEDヘッドランプを標準装備。ターンランプ点灯時にデイライトとクリアランスランプを自動的に消灯するダブルファンクションタイプを採用し、より明確な視認性を確保しています。また、すべての光源をLEDにすることで消費電力の低減にも寄与しています。リヤにはフルLEDリヤコンビネーションランプを採用し、赤と黒のシンプルな配色とし、発光部分の隙間を詰めることで、連続した光の美しいグラフィックを実現。
RZ “High Performance”グレードにはBBS製の18インチ鍛造アルミホイールを標準装備し、コンパクトなハブ周りによる超軽量設計を実現しました。また、RZグレードにはENKEI製の18インチ鋳造アルミホイールを採用。多軸スポークデザインとすることで、ラリーカーらしいスポーティなイメージを強調しました。 [18インチ鋳造アルミホイール(ENKEI製)はRZに標準装備、RCにメーカーパッケージオプション]
プロドライバーとともに開発されたコックピットは、情報と操作をドライバーの手元に集約し、センターディスプレイを運転席側に向けるなど、細部にわたって工夫を施すことで、運転に集中しやすく、走りを存分に楽しめる設計としました。
広い前方視界を確保するため、メーターやディスプレイの配置を最適化し、視認性を向上させました。さらに、レースで頻繁に使用するスイッチ類を手の届きやすい位置に配置し、直感的でスムーズな操作を可能にしています。スポーツカーのあるべきコックピットをイチから考え直しました。
GR専用のFull TFT*メーターを搭載し、スポーツ走行時に必要な車両情報とその視認性を追求。プロドライバーの意見をもとに設計され、回転数やエンジン冷却水の温度など、スポーツ走行に不可欠な情報を瞬時に把握できるよう工夫されています。また、GR-DATを搭載した車両ではATフルードの温度表示が可能であるほか、シフトダウン操作時に回転数が高く、シフトダウンできない場合の通知を従来の警告音に加えてギヤ段表示部にも追加しています。マルチインフォメーションディスプレイ(12.3インチカラーFull TFT液晶) では、実ギヤ段や先進安全機能、ナビ地図などを3つのエリアに分けて表示し、パターンでの組み合わせが可能です。表示切り替えはステアリングスイッチで行えます。 *TFT[薄膜トランジスタ]:Thin Film Transistor
ホールド性を追求したスポーツシートです。サイドサポートの形状・硬度を最適化することで、コーナリングでの強い横Gに対しても身体をしっかりサポート。クルマとの一体感を生み、正確なステアリング操作に貢献します。運転席、助手席ともに除電スタビライジングプラスシートを採用。パーフォレーション付ブランノーブ®のシート表皮に除電機能を追加することで、車体の帯電量を軽減し、優れたスタビリティを確保します。 [RZ“High performance”に標準装備]
GAZOO Racing Direct Automatic Transmission(GR-DAT)+パドルシフトは、ラリー・ダートトライアルからのフィードバックを織り込み、操作しやすく、ステアリングからすぐリーチできる位置になるように開発し、6MTモデルと同等の操作性を確保。また、Mモードでの変速操作の向きを、押し操作でシフトダウン(減速)、引き操作でシフトアップ(加速)に変更し、車両挙動に合わせたシフトダウン&シフトアップができる向きにすることで、レーシングカーのシーケンシャルトランスミッションのような操作を可能にしました。6速マニュアル車は本革巻きシフトノブ+シフトレバーブーツ(合成皮革/ステッチ付)を理想的な位置に配置し、各部品の諸元・特性を専用にチューニング。ショートストロークで剛性感のあるシフトフィールを実現しています。 [RZ“High performance”、RZに標準装備]
この新開発ATは、GRヤリスの「1.6Lターボ×4WD」を楽しみ尽くすために生まれました。MT同様の感覚で走れるレーシングなATとして、タイムアップを狙うドライバーの満足にも応えるとともに、余裕ある運転操作によって、より速く走れる環境を提供します。また、世界トップレベルの変速スピードを実現し、Mモードシフトアップ時でもシフト操作に気を取られず、ステアリング、アクセル、ブレーキに集中できる設計となっています。これにより、スポーツドライビングの楽しさが広がります。耐久性を向上し変速スピードを実現するために高耐熱摩擦材を採用しています。また、新型の高応答小型リニアソレノイドを採用し、シフト最速化を実現するために工場内でシステム特性調整が行われています。ギア比はMTと同等に設定され、6速までMT同等の走行性能を発揮し、7速および8速はオーバードライブとなっています。そして1.6Lターボエンジン専用のトルクコンバーターが搭載されており、RZ“High performance”モデルにはトルセン®LSDが標準装備されています。
あらゆる路面状況で4輪へのトルク配分を即座に制御します。これにより、発進から高速域に至るまで、ダイレクトな操作フィールを提供し、強烈なGが加わるコーナーでも4輪で路面をしっかりとグリップします。前後輪に最適なトルクを配分することで、鋭い旋回性能を実現し、ドライバーの意図に応じた車両姿勢へと自在にコントロール可能です。
WRC競技でのエンジン使用領域を分析し、ラリー常用域で最大の性能が出せるボア×ストローク(φ87.5×89.7)を決定。あらゆるシーンでリニアに応える高レスポンスを実現しています。さらに全日本ラリー選手権参戦で求められた戦闘力の向上に対応するため、ピストンなどが壊れるまで負荷を加えてエンジンの限界性能を確認。その原因を解析し対策を実施することで、出力・トルクの向上を実現しました。また、オイルクーラーを多段化して冷却性能を向上し、高負荷走行可能時間を延長しています。
■軽量かつ高出力の追求
アルミダイカスト製シリンダブロックの浅底ウォータージャケット化と細径ヘッドボルト化に加え、中空組立カムシャフトを採用。運動部品であるピストン、クランクシャフトも高精度な最適設計で軽量化し、高レスポンスを追求しています。また、全日本ラリー選手権参戦で得られた知見から、ピストンの材質変更と排気バルブスプリングの強化などを行い、高出力化を実現しました。
■高レスポンスを追求したターボシステム
大型ターボ採用の背反であるレスポンス向上対策のために、ボールベアリングターボとアブレダブルシール構造を採用しました。通常時にはターボのウェイストゲートバルブを閉じて走行し、アクセルONと同時にターボラグなくトルクが出る制御も採用しました。
エンジンの高出力化や新型8速AT「GR-DAT」の導入に伴い、さらなる冷却性能向上が求められました。スーパー耐久シリーズに参戦した際には、エンジンルームの冷却性問題によりモリゾウがアタック中に車両がコース上で停止してしまうトラブルが発生。しかし、現地現物で対策を行い開発に反映しました。その結果、空冷・水冷のATFクーラーを採用したほか、サブラジエーターやブレーキダクトなどを追加して冷却性能を高めています。 [RZ“High performance”([A]+[B])、RZ([A]+[B]+[C]+[D])にメーカーパッケージオプション]
ラリーシーンでのダウンフォース向上を狙い、専用開発されたアッパーボディによりリヤスポイラーへ風を効果的に当て、フロントのロアスポイラーやカナード機能、リヤの絞り込んだ造形でダウンフォースを増加。車速が増すほどボディが路面に押し付けられ、コーナリングスピードが向上します。また、WRCマシンと同様にホイールハウスから空気を抜き、アンダーカバーでボディ下面を覆い空気抵抗を低減しています。
フロントフードやドア、バックドアにはアルミ素材が使用され、軽量化を実現。また、ルーフには新工法のC-SMCを採用し、炭素繊維と樹脂を用いたシート状の材料で複雑な成形を可能にし、スポーツ走行に直結する大幅な軽量化と低重心化を達成しています。従来モデルよりもホイールハウスやピラー、バックドア開口部まわりに専用の骨格構造を与えることで結合剛性を高め、優れたねじり剛性を確保しています。
ミリ波レーダーと単眼カメラを使って車両や歩行者、自転車運転者、自動二輪車を検出し、衝突の可能性を警報で通知。ブレーキ操作があればプリクラッシュブレーキアシスト、未操作の場合はプリクラッシュブレーキが作動し、衝突回避をサポートします。緊急時操舵支援機能では、回避操舵時に車両安定性と車線逸脱抑制をサポート。低速時加速抑制機能は、前方の障害物に対して過剰なアクセル操作を抑制し、衝突回避を助けます。 [全車標準装備]
単眼カメラで認識した「最高速度」「はみ出し通行禁止」「一時停止」「転回禁止」の道路標識をマルチインフォメーションディスプレイに表示。また、「最高速度」「車両進入禁止」「赤信号」の道路標識や信号に従っていないとシステムが判断した場合、表示の反転や点滅、ブザーなどでドライバーに告知。それらにより、道路標識などの見落としを減らし、安全運転を促します。
■赤信号の告知機能
赤信号を認識している場合に、信号を見落として交差点に進入する可能性があるとシステムが判定したときには、ディスプレイの点滅表示やブザーにより注意を促します。
[全車標準装備]
ミリ波レーダーと単眼カメラで先行車を認識し、車速に応じた車間距離を保ちながら追従走行を支援します。「全車速追従機能付/停止保持機能なし」は先行車が停止したときは自車も停止。停止後、システムを解除します。 [「全車速追従機能付/停止保持機能なし」はRZ“High performance”〈GR-DAT(8AT)〉、RZ〈GR-DAT(8AT)〉、RC〈GR-DAT(8AT)〉に標準装備]
「パーキングサポートブレーキ(前後方静止物)」は静止物との接触を緩和する機能を追加。前後進行方向にある壁などの静止物を検知している場合、発進時にエンジン出力を抑制し、さらに距離が縮まると衝突被害軽減ブレーキをかけます。アクセルの踏み間違いや踏みすぎなどで起こる衝突を緩和し、被害の軽減に寄与するシステムです。「クリアランスソナー&バックソナー」は車庫入れなどの運転時、静止物の接近を表示とブザーでお知らせします。
また、「パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)」は衝突の危険性がある場合、自動的にブレーキ制御を行うことで接近車両との衝突被害軽減を支援します。「リヤクロストラフィックアラート」は駐車場から後退する際に、自車の左右後方から接近してくる車両をレーダーで検知。ドアミラー内のインジケーター点滅とブザーによりドライバーに注意を喚起します。
[RZ“High performance”〈GR-DAT(8AT)〉、RZ〈GR-DAT(8AT)〉に標準装備]
クリアランスソナー&バックソナー
[RZ“High performance”(6MT)、RZ(6MT)、RCに標準装備]
リヤクロストラフィックアラート
[RZ“High performance”(6MT)、RZ(6MT)に標準装備]
全日本ラリーをはじめとしたモータースポーツからの知見を開発に反映し、空力性能・操縦安定性の向上と共に、意匠面でも目を引く存在感を発揮するGRヤリス
スポーツカーとしての機能性と洗練されたデザインが融合したインテリアは、ドライバーの集中力を高めるために設計され、快適さとパフォーマンスを両立させて走行時のフィーリングを一層引き立てます。
■燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)に応じて燃料消費率は異なります。■WLTCモードは、市街地、郊外、高速道路の各走行モードを平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モードです。市街地モードは、信号や渋滞等の影響を受ける比較的低速な走行を想定し、郊外モードは、信号や渋滞等の影響をあまり受けない走行を想定、高速道路モードは、高速道路等での走行を想定しています。 ■グレード順に表記しております。
WEBカタログをご覧いただけます。
以下の「ご利用の条件」を読み、ご同意いただいたうえでご利用ください。
※自動車取得税および自動車重量税の軽減措置(エコカー減税)に関する掲載内容が最新ではない場合があります。詳しくは店頭スタッフにおたずねください。